久しぶりにテレビを見た。
何気なくスイッチを入れると、NHKだった。
後で調べたことだが「日本のこれから」という番組らしい。
この手の番組は昔からあってリビングではそれなりに楽しめるのである。
私ども庶民の意見と行政やジャーナリストの「大激論」ナノであるが
いろいろ発見したことがある。
キャスティングが面白い。
開業医や建設業と同列に「フリーター」と名札をつけた人がいる。
また、「NPO法人」の肩書きをつけた人もいた。
フリーターと呼ばれ、自らも認めてテレビ出演し、意見する。
もはやそれが生きるスタイルなのだろう。
フリーターの考えとしてフィルタリングされ、放送される。
おそらくこれからもそうであろう。
そのうち生活困窮者と名札をつけた人も出てくるのだろうか。
スタジオはフリートークにちかい形だ。
司会者も大変だったろう。
まとめようにもまとまらない。
混沌とした言葉の中に出演者たちは何かを見つけられただろうか。
こんな状況の中で、
唯一拍手があったのが「NPO法人」の発言だった。
確か「・・・共に助け合っていかなければならない。」といったあとだったと思う。
この拍手の意味をどうとらえるか。
こういう当たり前でかつ一番大切なことをあえて発言しなければいけないくらいにきている現実。
それを市民ボランテアとおぼしき人の発言によって会場内の共感が得られたこと。
(NPO法人にもいろいろあって利益最優先の団体もあるのだろうけどそのことは別として・・・。)
時代の先導は、実はこんな人たちにゆだねられているのかも知れない。
このことを国づくりのリーダーはどう受け止めただろうか。
以下番組案内からの抜粋である。
01/21(土) 後07:30 >> 後10:30 NHK総合
[S][H] ドキュメンタリー・教養/その他
市民が谷垣財務大臣が室井佑月が税金をめぐってナマ大激論▽番組初の仕掛けあり▽どうする借金770兆▽賛否両論・8億円の税金を使って健康施設▽増税回避の秘策は?▽近未来予測・X年後の暮らしはこう変わる▽消費税はどうなる!▽庶民VS富裕層バトル▽携帯生アンケート▽FAX03(5455) 7777▽ご意見募集中(中断8:45[N][天])
出演者/谷垣禎一 室井佑月 司会/三宅民夫
谷垣財務相を招き、日本の税制の在り方を徹底討論する。国と地方を合わせた借金は774兆円に達し、日本はかつてない財政危機に直面している。そうした中、政府は税収増を図るため来年度からサラリーマンの定率減税の全廃を決定、消費税の引き上げも視野に入れた税制改革議論も本格化しそうだ。なぜ借金がこれほど膨れ上がったのか再点検するとともに、歳出削減と増税が弱者切り捨てにならないか、社会保障のレベル低下はやむを得ないのかなど、税金の使い方、国・行政の在り方について議論する。