Friday, January 20, 2006

編集の難しさ

2005年11月11日
編集の難しさ
はじめてのDVDの製作・企画で勉強させていただきました。
そして、その企画調整のむずかしさを痛感いたしました。

広報誌や記念誌作成時にする校正は重要な作業です。
文字の間違いや文章表現。
読者が誤解しないような言葉の使い方、並べ方。
DVDとなれば視聴者に対して、絵とスーパーと音声・ナレーション。
情報伝達の速度と量が増すほどに編集処理能力の高さも要求されます。
限られた時間でどれだけのものを作成し伝えられるか。
実際に仕事をして、その大変さが身にしみました。

学んだのは、DVD製作・シナリオ編集です。
「郷土史研究家や担当者」と「お寺のご住職さん」とで、
微妙に地名や名称の読み方・呼び方が違うことがあります。
また、内容についても捉え方やニュアンスが違う場合があります。
これを郷土史に関わる方々は、大局的にいえば、
実際に使われている地元住民の「言いまわし」を重要となさいます。
一方ご住職は「そもそも○○のほうが正しい」と、
「正しさ」と「誤り」で意見なさる場合があります。
双方まさに正論なのですが、こうした場合、最終的に選択は編集者にかかってきます。
納期までに精査し調整できればよろしいのですが、
限られた時間とマンパワーの渦中にあって、
エイ、ヤーと進めなければならないこともあります。
今回は最終の編集段階で前者の手法を採ると決めていました。
ここに落とし穴があったわけです。

紙面では問題ありませんが、これが音声となれば重要です。
濁音か清音か。さらにつっこめば鼻濁音か否か。
(鼻濁音までくれば、深いです。むしろ議論を楽しめます「が」・・・。)
TV局で幾度となく取材し放送されている内容ゆえ、
特段の問題も感じずに編集した一部表現についてご指摘をいただきました。

ありがたく思っております。

作成したDVDも頒布がすすみ、残り少なくなってきました。
「面白かった。」「よくできている。」
とのお褒めの言葉だけに甘んじるだけでなく、
先のようなご指摘を素直に受け止めながら、
今後も広報活動従事に精を出したいと思います。

もちろん楽しみながら。
yskkyhh3 at 01:30|この記事のURL │Comments(0) │TrackBack(0) │雑感

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